ラガルドECB総裁の発言によりユーロが動くのか注目か

2023.07.17
- 欧・ラガルドECB総裁の発言
- 米・NY連銀製造業景気指数
先週末の米国通貨は、数日間継続していた米ドル安が一服し、米ドルが最強通貨となったことから、米ドルが対ユーロで拮抗した。ユーロ米ドルは1.1204から1.1244の間の非常に狭い範囲でレンジ推移となり、方向感に欠ける展開となった。ただ、4時間足では依然10MAより上位に位置しているものの、日足RSIが買われすぎサインの70を超過しており、週足でもRSIが70にタッチしているため、ユーロ米ドルの調整下落に警戒したい。
欧州通貨は、クロス円が全般的に反発傾向となったこともあって、ポンド円が上昇した。ポンド円は180.211から182.280まで約2円ほど上昇。時間足200SMAラインまで回復した。上位足の日足では、20MAを実体足で上抜けており、日足RSIも反発局面となっているため、欧州時間にかけてのポンドの上昇率に注目したいところだ。
本日は、欧州時間の17:00にトルコ・財政収支、17:15に欧・ラガルドECB総裁の発言、19:00に欧・準備資産総額、20:00にブラジル・経済活動指数、21:00にフィリピン・消費者物価指数と、米国時間の21:30に加・国際証券取扱高、加・卸売売上高、21:30に米・NY連銀製造業景気指数、24:30に米・6ヶ月ビル入札がある予定だ。ラガルドECB総裁の発言によりユーロが動くのか、方向性を慎重に注視したい。
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