対米ドルで上昇しているユーロの上値余地を静観か

2023.07.12
- 英・BOE金融安定報告書公表
- 米・消費者物価指数
前日の米国通貨は、米ドルが対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.0976から1.1026まで上昇。4時間足10MAに沿っての上昇トレンドとなった。上位足の日足では、下値を75MAにサポートされての反発上昇となっている。ユーロ米ドルは次のレジスタンスとなる直近高値が1.1094付近のため、そのラインまで上昇が継続するのか、本日の指標発表と照らし合わせつつ見守りたい。
欧州通貨は、ユーロが対円で約1.5円下落した。ユーロ円は155.676から154.174まで下落。本日のアジア時間でも下落の流れが継続しており、153.722をタッチ。日足20MAを2日連続で割り込んだ。ただ、ユーロ円は他のクロス円に比べ上昇幅が大きかったため、週足10MAより未だに上位に位置している。その分、円高が進んだ際の下落も大きくなる可能性があるため、欧州時間での指標発表に警戒したい。
本日は、15:00に英・BOE金融安定報告書公表、17:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・消費者物価指数、米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、22:45に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、23:30に米・週間原油在庫、24:00に加・マックレムBOC総裁の発言、26:00に米・10年債入札、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、27:00に米・ベージュブックがある予定だ。対米ドルで上昇しているユーロの上値余地を、慎重に静観したい。
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