アジア時間で最弱となっているスイスフランの価格変動に警戒か
2023.07.07
- 米・雇用統計
- 加・雇用統計
前日の米国通貨は、昨日発表された米・6月ISM非製造業景気指数が、前月の50.3から53.9に上振れたにも関わらず、米ドルが対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.0833から1.0900まで60pips強上昇。日足20MAを挟んでの攻防戦となっていたが、昨日の上昇にて日足20MAより上位に躍り出た。なお、本日は米国時間で米・雇用統計の発表を控えているため、米国時間での急激な価格変動に警戒したい。
欧州通貨は、本日失業率の発表を控えているスイスフランが、対円で往って来いとなった。フラン円は159.968から160.957まで上昇。100pips弱反発した。しかしながら、本日のアジア時間では全般的に円買い傾向が見られており、日本円が最強・スイスフランが最弱となっていることも相まって、フラン円の下落が見られている。現在は160.463付近で推移しているが、欧州時間にてフランの下落の流れが継続するのか、注視したい。
本日は、14:45にスイス・失業率、15:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、15:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、21:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:30に加・雇用統計、米・雇用統計、23:00に加・Ivey購買部協会指数、23:30に英・マンMPC委員の発言、米・週間天然ガス貯蔵量、24:30に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、25:45に欧・ラガルドECB総裁の発言がある予定だ。アジア時間で最弱となっているスイスフランの価格変動に警戒したい。
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