下落となったユーロ米ドルが米国時間でも下伸するのか要警戒か
2023.07.06
- 英・建設業PMI
- 米・ISM非製造業景気指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・5月耐久財受注が、前月の1.7から1.8%に上昇したことから、指標発表直後に米ドル円がわずかに上昇した。米ドル円は144.083から144.728まで上昇。時間足20MAを挟んでの小動きな展開となった。米ドル円は本日のアジア時間では、144.309付近で下方向への動きが強まっており、4時間足では、すでに20MAを下抜けている。ただ、日足ベースでは10MAより上位に位置しているため、米国時間で方向性が明確化するのか、注目したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・5月生産者物価指数(PPI)が前年比で前月の1.0からマイナス1.5%へと低下したユーロが、対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.0907から1.0850まで下落。4時間足にて上値を切り下げる形で下落した。ただ、直近安値の1.0835は下抜けていないため、まずはこのサポート水準で反発が入るのか注目したいところだ。
本日は、15:00に独・製造業新規受注、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・小売売上高、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、20:30に米・チャレンジャー人員削減数、21:15に米・ADP雇用者数、21:30に米・新規失業保険申請件数、加・貿易収支、米・貿易収支、21:45に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、22:45に米・サービス業PMI、23:00に米・ISM非製造業景気指数、米・JOLTS求人、24:00に米・週間原油在庫、25:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言がある予定だ。下落となったユーロ米ドルが米国時間でも下伸するのか、慎重に方向感を見極めたい。
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