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下落となったユーロ米ドルが米国時間でも下伸するのか要警戒か

相場レポート

下落となったユーロ米ドルが米国時間でも下伸するのか要警戒か

下落となったユーロ米ドルが米国時間でも下伸するのか要警戒か
本日のポイント
  1. 英・建設業PMI
  2. 米・ISM非製造業景気指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・5月耐久財受注が、前月の1.7から1.8%に上昇したことから、指標発表直後に米ドル円がわずかに上昇した。米ドル円は144.083から144.728まで上昇。時間足20MAを挟んでの小動きな展開となった。米ドル円は本日のアジア時間では、144.309付近で下方向への動きが強まっており、4時間足では、すでに20MAを下抜けている。ただ、日足ベースでは10MAより上位に位置しているため、米国時間で方向性が明確化するのか、注目したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・5月生産者物価指数(PPI)が前年比で前月の1.0からマイナス1.5%へと低下したユーロが、対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.0907から1.0850まで下落。4時間足にて上値を切り下げる形で下落した。ただ、直近安値の1.0835は下抜けていないため、まずはこのサポート水準で反発が入るのか注目したいところだ。

本日は、15:00に独・製造業新規受注、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・小売売上高、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、20:30に米・チャレンジャー人員削減数、21:15に米・ADP雇用者数、21:30に米・新規失業保険申請件数、加・貿易収支、米・貿易収支、21:45に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、22:45に米・サービス業PMI、23:00に米・ISM非製造業景気指数、米・JOLTS求人、24:00に米・週間原油在庫、25:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言がある予定だ。下落となったユーロ米ドルが米国時間でも下伸するのか、慎重に方向感を見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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