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加・CPIが前年比で前回値の4.4%を下回るのか注目か

相場レポート

加・CPIが前年比で前回値の4.4%を下回るのか注目か

加・CPIが前年比で前回値の4.4%を下回るのか注目か
本日のポイント
  1. 加・消費者物価指数
  2. 米・S&P/ケースシラー住宅価格指数

前日の米国通貨は、ロシアの地政学リスクが後退したことから、ボラティリティの高まりは確認されず、終日小動きな展開となった。本日消費者物価指数の発表を控えている加ドル円は、108.605から109.269まで小幅に上昇した。加ドル円は、昨年9月13日につけた直近高値の110.537に向けての上昇勢力が高まっているため、米国時間での方向性に注目したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・6月IFO景況感指数が、市場予想の90.7と前回値の91.7を下振れ88.5となったことで、ユーロが対円で往って来いとなった。ユーロ円は155.737から156.723の間で上下動を繰り返した。テクニカル面では、ユーロ円は4時間足20MAに下値を支えられての反発となっているが、4時間足RSIが70オーバーからの反落基調となっているため、欧州時間での値動きに警戒したい。

本日は、17:00に台湾・失業率、17:30に香港・貿易収支、欧・ラガルドECB総裁の発言、17:15に英・ディングラMPC委員の発言、21:30に加・消費者物価指数、米・耐久財受注、22:00に米・住宅価格指数、米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、23:00に米・新築住宅販売件数、米・消費者信頼感指数、米・リッチモンド連銀製造業指数、26:00に米・5年債入札がある予定だ。加・CPIが前回値の4.4%を下回るのか、指標結果と加ドルの値動きに注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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