加・CPIが前年比で前回値の4.4%を下回るのか注目か

2023.06.27
- 加・消費者物価指数
- 米・S&P/ケースシラー住宅価格指数
前日の米国通貨は、ロシアの地政学リスクが後退したことから、ボラティリティの高まりは確認されず、終日小動きな展開となった。本日消費者物価指数の発表を控えている加ドル円は、108.605から109.269まで小幅に上昇した。加ドル円は、昨年9月13日につけた直近高値の110.537に向けての上昇勢力が高まっているため、米国時間での方向性に注目したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・6月IFO景況感指数が、市場予想の90.7と前回値の91.7を下振れ88.5となったことで、ユーロが対円で往って来いとなった。ユーロ円は155.737から156.723の間で上下動を繰り返した。テクニカル面では、ユーロ円は4時間足20MAに下値を支えられての反発となっているが、4時間足RSIが70オーバーからの反落基調となっているため、欧州時間での値動きに警戒したい。
本日は、17:00に台湾・失業率、17:30に香港・貿易収支、欧・ラガルドECB総裁の発言、17:15に英・ディングラMPC委員の発言、21:30に加・消費者物価指数、米・耐久財受注、22:00に米・住宅価格指数、米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、23:00に米・新築住宅販売件数、米・消費者信頼感指数、米・リッチモンド連銀製造業指数、26:00に米・5年債入札がある予定だ。加・CPIが前回値の4.4%を下回るのか、指標結果と加ドルの値動きに注目したい。
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