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ECBフォーラムでの中銀総裁発言にて円安基調が変化するのか注目か

相場レポート

ECBフォーラムでの中銀総裁発言にて円安基調が変化するのか注目か

ECBフォーラムでの中銀総裁発言にて円安基調が変化するのか注目か
本日のポイント
  1. ECBフォーラム
  2. 独・GFK消費者信頼感調査

前日の米国通貨は、ドルインデックスが一時102.6まで上昇したにも関わらず、米ドルが対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.0902から1.0975まで約70pips上昇。時間足10MAに沿っての上昇トレンドとなった。本日のアジア時間でも、ユーロ米ドルは時間足20MAに下値をサポートされての反発の値動きを見せているため、欧州時間での米ドル下落の継続性を注視したい。

欧州通貨は、昨日のECBフォーラムでの基調演説にて、ラガルドECB総裁が「見通しに大きな変更がない限り、7月も利上げを続ける」と発言したことで、ユーロが最強通貨となった。ユーロ円は157.935まで上昇。2008年9月のリーマンショック時以来、15年振りの水準を維持している。本日のアジア時間でも時間足20MAがしっかりとサポートしているが、このあと要人発言を控えているため、方向性に警戒したい。

本日の指標は、15:00に独・GFK消費者信頼感調査、15:45に仏・消費者信頼感指数、17:00に欧・M3マネーサプライ、19:30に英・ピルMPC委員の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・卸売在庫、22:30に日・植田日銀総裁の発言、英・ベイリーBOE総裁の発言、欧・ラガルドECB総裁の発言、米・パウエルFRB議長の発言、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・7年債入札がある予定だ。ECBフォーラムでの中銀総裁発言にて、通貨強弱が変化するのか、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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