ECBフォーラムでの中銀総裁発言にて円安基調が変化するのか注目か

2023.06.28
- ECBフォーラム
- 独・GFK消費者信頼感調査
前日の米国通貨は、ドルインデックスが一時102.6まで上昇したにも関わらず、米ドルが対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.0902から1.0975まで約70pips上昇。時間足10MAに沿っての上昇トレンドとなった。本日のアジア時間でも、ユーロ米ドルは時間足20MAに下値をサポートされての反発の値動きを見せているため、欧州時間での米ドル下落の継続性を注視したい。
欧州通貨は、昨日のECBフォーラムでの基調演説にて、ラガルドECB総裁が「見通しに大きな変更がない限り、7月も利上げを続ける」と発言したことで、ユーロが最強通貨となった。ユーロ円は157.935まで上昇。2008年9月のリーマンショック時以来、15年振りの水準を維持している。本日のアジア時間でも時間足20MAがしっかりとサポートしているが、このあと要人発言を控えているため、方向性に警戒したい。
本日の指標は、15:00に独・GFK消費者信頼感調査、15:45に仏・消費者信頼感指数、17:00に欧・M3マネーサプライ、19:30に英・ピルMPC委員の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・卸売在庫、22:30に日・植田日銀総裁の発言、英・ベイリーBOE総裁の発言、欧・ラガルドECB総裁の発言、米・パウエルFRB議長の発言、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・7年債入札がある予定だ。ECBフォーラムでの中銀総裁発言にて、通貨強弱が変化するのか、慎重に注視したい。
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