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リーマンショック時以来の水準に到達しているユーロ円の上昇余地に注目か

相場レポート

リーマンショック時以来の水準に到達しているユーロ円の上昇余地に注目か

リーマンショック時以来の水準に到達しているユーロ円の上昇余地に注目か
本日のポイント
  1. 英・小売売上高
  2. 欧・製造業/サービス業PMI

前日の米国通貨は、昨日発表された米・5月中古住宅販売件数が、市場予想の420万件を上回り430万件となったことから、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は141.162から143.238まで170pips弱上昇。一昨日に引き続いてのパウエルFRB議長のタカ派発言も相まって、今年高値を更新した。なお本日のアジア時間では、米ドル円は143.407をタッチしている。このまま上昇が継続するのか、方向性をじっくりと注視したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・6月消費者信頼感指数が、前回値のマイナス17.4から改善しマイナス16.1となったことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は155.595から156.930まで約130pips上昇。2008年9月以来の水準へと上伸している。なお4時間足では、RSIが70を超過しダイバージェンスが見られるものの、週足ではRSIが直近高値の78に到達しておらずバッファがあるため、米国時間でも上昇の勢いが継続するのか、注意したい。

本日は、15:00に英・小売売上高、16:00にトルコ・貿易収支、トルコ・経済信頼感、欧・ラガルドECB総裁の発言、16:15に仏・製造業/サービス業PMI、16:30に独・製造業/サービス業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、18:15に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、22:45に米・製造業/サービス業PMI、26:40に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言がある予定だ。リーマンショック時以来の水準に到達しているユーロ円の上昇余地に注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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