BOEにて0.25%以上の利上げが行われるのかポンドの値動きに警戒か

2023.06.22
- 英・BOE政策金利と声明発表
- 米・週間天然ガス貯蔵量
前日の米国通貨は、パウエルFRB議長の議会証言にて「現在はインフレ目標からほど遠く、緩やかなペースで利上げを継続させることが合理的だ」と発言し、FOMC同様にタカ派姿勢を示したことから、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は141.282から142.368まで約100pips上昇。今年高値を更新した。なお米ドル円は昨日の上昇にて日足フィボナッチ・リトレースメントの61.8%ラインに到達したため、調整局面に入るのか、注視したい。
欧州通貨は、本日BOE政策金利発表を控えているポンドが、対円で往って来いとなった。昨日英国の5月CPIが発表され、コア指数が前年比で前月の6.8から7.1%へと上昇したことで、指標発表直後に約80pips上昇したが、その後4時間継続して反落。最終的に1749.922まで下落した。本日のBOEでは4.75%への利上げが予想されているが、発表後にポンドが下落するのか、警戒したい。
本日は、16:30にスイス・SNB政策金利と声明発表、17:00に米・ウォラーFRB理事の発言、20:00に英・BOE政策金利と声明発表、トルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期経常収支、22:55に米・ボウマンFRB理事の発言、23:00に米・中古住宅販売件数、米・パウエルFRB議長の議会証言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に米・週間原油在庫がある予定だ。BOEにて0.25%以上の利上げが行われるのか、指標結果と値動きに十分警戒したい。
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