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政策金利が4.00%に引き上げられたユーロの上昇に注意か

相場レポート

政策金利が4.00%に引き上げられたユーロの上昇に注意か

政策金利が4.00%に引き上げられたユーロの上昇に注意か
本日のポイント
  1. 米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)
  2. 独・ナーゲル独連銀総裁の発言

前日の米国通貨は、昨日発表された米・6月NY連銀製造業景気指数が、市場予想のマイナス15.6から大きく上振れ6.6となったが、同時刻に発表された米・6月フィラデルフィア連銀景況指数が、市場予想のマイナス12.3を下振れマイナス13.7となったことで、米ドルが対円で往って来いとなった。米ドル円は141.503をタッチしたのち急落。本日のアジア時間では140.598付近で推移している。このまま米ドルの勢いが失速するのか、警戒したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・ECB政策金利が市場コンセンサス通り0.25ポイント引き上げの4.00%となったユーロが、対米ドルで急騰した。ユーロ米ドルは1.0804-1.0952まで約150pips上昇。日足ボリンジャーバンド中心線から+3σまでの急騰となった。4時間足では、RSIが70を超過しているため、調整下落に注意したいところだ。

本日は、15:30に日・植田日銀総裁の記者会見、16:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、18:00に欧・消費者物価指数、20:30にトルコ・住宅価格指数、20:45に米・ウォラーFRB理事の発言、21:30に加・国際証券取扱高、加・卸売売上高、22:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数がある予定だ。政策金利が4.00%に引き上げられたユーロの上昇に注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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