米国が祝日の中通貨強弱に変化が生じるのか静観か

2023.06.19
- 加・鉱工業生産
- 米国が祝日により休場
先週末の米国通貨は、卸売売上高が前回値のマイナス0.1からマイナス1.4%となった加ドルが、対円で上昇した。加ドル円は105.738から107.658まで約190pips上昇。時間足10MAに沿っての上昇トレンドとなった。テクニカル面では、加ドル円は日足RSIが77まで上昇している一方、週足RSIは70に到達していないため、米国時間でのさらなる上昇が見られるのか、注視したい。
欧州通貨は、16日(金)に発表された欧・5月消費者物価指数(速報値)が、前年比で前月の6.1%と変化なかったことから、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は153.083から155.528まで上昇。今年高値を更新し続けている。先週末に開催されたECBにて、ラガルドECB総裁が次回会合での利上げ表明をしたことも後押しとなり、日銀の金融政策に変更が見られるまでは、円安基調が継続しそうだ。
本日は、欧州時間の16:00にトルコ・消費者信頼感指数、17:30に香港・雇用統計と、米国時間の21:30に加・鉱工業生産、加・原料価格指数、加・生産者物価指数、23:00に米・NAHB住宅市場指数がある予定だ。本日は米国が祝日により休場となっているが、米国時間で通貨強弱が大きく変化するのか、方向性を慎重に静観したい。
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