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米国が祝日の中通貨強弱に変化が生じるのか静観か

相場レポート

米国が祝日の中通貨強弱に変化が生じるのか静観か

米国が祝日の中通貨強弱に変化が生じるのか静観か
本日のポイント
  1. 加・鉱工業生産
  2. 米国が祝日により休場

先週末の米国通貨は、卸売売上高が前回値のマイナス0.1からマイナス1.4%となった加ドルが、対円で上昇した。加ドル円は105.738から107.658まで約190pips上昇。時間足10MAに沿っての上昇トレンドとなった。テクニカル面では、加ドル円は日足RSIが77まで上昇している一方、週足RSIは70に到達していないため、米国時間でのさらなる上昇が見られるのか、注視したい。

欧州通貨は、16日(金)に発表された欧・5月消費者物価指数(速報値)が、前年比で前月の6.1%と変化なかったことから、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は153.083から155.528まで上昇。今年高値を更新し続けている。先週末に開催されたECBにて、ラガルドECB総裁が次回会合での利上げ表明をしたことも後押しとなり、日銀の金融政策に変更が見られるまでは、円安基調が継続しそうだ。

本日は、欧州時間の16:00にトルコ・消費者信頼感指数、17:30に香港・雇用統計と、米国時間の21:30に加・鉱工業生産、加・原料価格指数、加・生産者物価指数、23:00に米・NAHB住宅市場指数がある予定だ。本日は米国が祝日により休場となっているが、米国時間で通貨強弱が大きく変化するのか、方向性を慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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