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独がテクニカル・リセッションとなったユーロの値動きに要警戒か

相場レポート

独がテクニカル・リセッションとなったユーロの値動きに要警戒か

独がテクニカル・リセッションとなったユーロの値動きに要警戒か
本日のポイント
  1. 英・小売売上高
  2. 加・財政収支

前日の米国通貨は、加ドルが対円で小幅に上昇した。加ドル円は102.100から102.841まで上昇。約70pipsの値動きとなった。加ドル円はテクニカル的には、時間足で20MAをまたいでの値動きとなっているが、4時間足では高値付近で上昇ウェッジを形成しているため、日柄調整の反落に警戒したいところだ。一方で週足ではRSIが70までの余力を残しているため、方向性に注意したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・第1四半期GDPが前年比でマイナス0.5%となり2期連続マイナスとなり、「テクニカルリセッション」となったユーロが、対ポンドで往って来いとなった。ユーロポンドは0.8665まで下落後、0.8705まで反発。日足200SMA直下でわずかに終値を切り上げる展開となった。本日のアジア時間では、ユーロポンドは時間足20MAに下値をサポートされて上昇しているため、欧州時間でのユーロの巻き返しに注目したい。

本日は、アジア時間の15:00に英・小売売上高、スウェーデン・生産者物価指数と小売売上高、15:30にスイス・非農業部門雇用者数、15:45に仏・消費者信頼感指数と、欧州時間の21:30に米・個人所得、米・PCEコア・デフレーター、米・耐久財受注、米・卸売在庫、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、24:00に加・財政収支がある予定だ。なお来週月曜日は、英・米・スイスが祝日となり連休入りするため、連休前の値動きに警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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