独がテクニカル・リセッションとなったユーロの値動きに要警戒か

2023.05.26
- 英・小売売上高
- 加・財政収支
前日の米国通貨は、加ドルが対円で小幅に上昇した。加ドル円は102.100から102.841まで上昇。約70pipsの値動きとなった。加ドル円はテクニカル的には、時間足で20MAをまたいでの値動きとなっているが、4時間足では高値付近で上昇ウェッジを形成しているため、日柄調整の反落に警戒したいところだ。一方で週足ではRSIが70までの余力を残しているため、方向性に注意したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・第1四半期GDPが前年比でマイナス0.5%となり2期連続マイナスとなり、「テクニカルリセッション」となったユーロが、対ポンドで往って来いとなった。ユーロポンドは0.8665まで下落後、0.8705まで反発。日足200SMA直下でわずかに終値を切り上げる展開となった。本日のアジア時間では、ユーロポンドは時間足20MAに下値をサポートされて上昇しているため、欧州時間でのユーロの巻き返しに注目したい。
本日は、アジア時間の15:00に英・小売売上高、スウェーデン・生産者物価指数と小売売上高、15:30にスイス・非農業部門雇用者数、15:45に仏・消費者信頼感指数と、欧州時間の21:30に米・個人所得、米・PCEコア・デフレーター、米・耐久財受注、米・卸売在庫、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、24:00に加・財政収支がある予定だ。なお来週月曜日は、英・米・スイスが祝日となり連休入りするため、連休前の値動きに警戒したい。
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