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160pipsほど下落したNZドル/米ドルの下値余地を注視か

相場レポート

160pipsほど下落したNZドル/米ドルの下値余地を注視か

160pipsほど下落したNZドル/米ドルの下値余地を注視か
本日のポイント
  1. 独・第1四半期GDP
  2. 米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言

前日の米国通貨は、米ドルが米国時間で最強通貨となり、最弱通貨となったNZドルに対して強含んだ。NZドル/米ドルは0.6255から0.6093まで約160pips下落。本日のアジア時間でも下方向の値動きとなっており、0.6076をタッチ。今年安値を更新した。NZドルは昨日の利上げ打ち止め発表にて急落したが、このままNZドル/米ドルが週足フィボナッチ・リトレースメントの50%ラインである0.6036付近まで下伸するのか、警戒したい。

欧州通貨は、昨日発表された英・4月消費者物価指数(CPI)が、市場予想の8.2%を上回り8.7%となったことで、ポンドが対円で上昇した。ポンド円は171.893から172.789まで上昇。しかしながらその後往って来いとなった。本日のアジア時間では172.400付近で上方向を目指す値動きとなっているため、欧州時間にかけてポンドが上伸するのか、注目したい。

本日は、15:00に独・第1四半期GDP、独・GFK消費者信頼感指数、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期GDP、米・GDPコアデフレーター、22:50に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、米23:00に米・中古住宅販売件数、23:00に米・週間天然ガス貯蔵量、米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業指数、26:00に米・7年債入札がある予定だ。約160pips下落したNZドル/米ドルの下値余地を、慎重に見守りたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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