160pipsほど下落したNZドル/米ドルの下値余地を注視か

2023.05.25
- 独・第1四半期GDP
- 米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言
前日の米国通貨は、米ドルが米国時間で最強通貨となり、最弱通貨となったNZドルに対して強含んだ。NZドル/米ドルは0.6255から0.6093まで約160pips下落。本日のアジア時間でも下方向の値動きとなっており、0.6076をタッチ。今年安値を更新した。NZドルは昨日の利上げ打ち止め発表にて急落したが、このままNZドル/米ドルが週足フィボナッチ・リトレースメントの50%ラインである0.6036付近まで下伸するのか、警戒したい。
欧州通貨は、昨日発表された英・4月消費者物価指数(CPI)が、市場予想の8.2%を上回り8.7%となったことで、ポンドが対円で上昇した。ポンド円は171.893から172.789まで上昇。しかしながらその後往って来いとなった。本日のアジア時間では172.400付近で上方向を目指す値動きとなっているため、欧州時間にかけてポンドが上伸するのか、注目したい。
本日は、15:00に独・第1四半期GDP、独・GFK消費者信頼感指数、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期GDP、米・GDPコアデフレーター、22:50に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、米23:00に米・中古住宅販売件数、23:00に米・週間天然ガス貯蔵量、米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業指数、26:00に米・7年債入札がある予定だ。約160pips下落したNZドル/米ドルの下値余地を、慎重に見守りたい。
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