FOMC議事要旨公表にて米ドルが大きく動くのか注目か

2023.05.24
- 米・FOMC議事録公表
- 米・MBA住宅ローン申請指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・5月リッチモンド連銀製造業指数が市場予想のマイナス9を下回りマイナス15となった米ドルが、対円で往って来いとなった。米ドル円は138.910-138.229の間で推移し、時間足20MAを挟んでの方向感に欠ける展開となった。テクニカル面では、米ドル円は4時間足にてRSIがダイバージェンスを起こしているため、欧州時間にかけての反落の値動きに警戒したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・5月製造業/サービス業PMIが強弱入り混じる結果となり、ユーロが対米ドルで小幅に下落した。ユーロ米ドルは1.0819から1.0760まで下落。週足20MAをわずかに下回る展開となった。テクニカル面では、ユーロ米ドルは4時間足にてRSIが30タッチからのダイバージェンス気味となっているため、米国時間でのユーロの反発に注目したい。
本日は、15:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、英・生産者物価指数、16:00にトルコ・設備稼働率、17:00に独・IFO景況指数、18:30に英・ベイリーBOE総裁の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、23:05に米・イエレン財務長官の発言、23:30に米・週間原油在庫、25:10に米・ウォラーFRB理事の発言、26:00に米・5年債入札、26:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、27:00に米・FOMC議事録公表がある予定だ。FOMC議事要旨公表にて米ドルが大きく動くのか、慎重に注視したい。
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