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米・ペンタゴン大規模爆発の誤情報により乱高下した米ドルの値動きに警戒か

相場レポート

米・ペンタゴン大規模爆発の誤情報により乱高下した米ドルの値動きに警戒か

米・ペンタゴン大規模爆発の誤情報により乱高下した米ドルの値動きに警戒か
本日のポイント
  1. 欧米・PMI(速報値)
  2. 加・鉱工業製品価格

前日の米国通貨は、米国防総省(ペンタゴン)近くで大規模爆発が発生したとの情報から、米ドルが対円で急落した。米ドル円は138.664から137.994まで70pips弱一気に下落。しかしながら、爆発が誤情報だと分かると、米ドル円は瞬時に値を戻し、138.664まで回復した。米ドル円は週足にて2本連続陽線となっており、週足RSIもリバーサル状態が継続しているため、調整下落後の反発に注意したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・5月消費者信頼感指数が、前月のマイナス17.5からマイナス17.4となったユーロが、対米ドルで往って来いとなった。ユーロ米ドルは1.0795-1.0831の間で上下動を繰り返した。テクニカル的には、ユーロ米ドルは4時間足20MAに上値をレジストされての下落トレンドとなっている一方、週足では20MA直下に位置しているため、週足20MAを下抜けた際の下値余地に、十分警戒したいところだ。

本日は、16:15に仏・製造業/サービス業PMI、16:30に独・製造業/サービス業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、18:15に英・ベイリーBOE総裁の発言、21:30に加・鉱工業製品価格、22:00に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、22:45に米・製造業/サービス業PMI、23:00に米・新築住宅販売件数、米・リッチモンド連銀製造業指数、26:00に米・2年債入札、26:50に独・ナーゲル独連銀総裁の発言がある予定だ。米・ペンタゴン大規模爆発の誤情報により乱高下した米ドルの値動きに警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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