ラガルドECB総裁の発言にてユーロの方向性が変わるのか注視か

2023.05.19
- 米・ボウマンFRB理事の発言
- 欧・ラガルドECB総裁の発言
前日の米国通貨は、昨日発表された米・新規失業保険申請件数が前週の26.4万件から24.2万件へと減少し、対円で6日続伸した。米ドル円は137.276から138.746まで約1.5円上昇。昨年11月30日以来の138円台となった。テクニカル的には、米ドル円は日足上昇平行チャネルの上限である140円ミドルへの上昇基調となっているため、日柄調整を挟んでの上伸に注目したい。
欧州通貨は、最弱通貨となった日本円に対し、ユーロが小幅に上昇した。ユーロ円は148.759から149.438へと約60pips上昇。円安基調でクロス円が全般的に上昇する中、ユーロ円の上げ幅は限定的となった。テクニカル面では、ユーロ円は4時間足RSIが70タッチからの反落となっているため、欧州時間でのユーロの下落に警戒したい。
本日は、アジア時間の15:00に独・生産者物価指数と、欧州時間の17:20に台湾・経常収支、18:45に英・ハスケルMPC委員の発言、米国時間の21:30に加・小売売上高、21:45に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、22:00に米・ボウマンFRB理事の発言、24:00に米・パウエルFRB副議長の発言、28:00に欧・ラガルドECB総裁の発言がある予定だ。ラガルドECB総裁の発言にてユーロの方向性が変わるのか、慎重に静観したい。
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