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CPI発表を前に上方向を試しているポンドの値動きを注視か

相場レポート

CPI発表を前に上方向を試しているポンドの値動きを注視か

CPI発表を前に上方向を試しているポンドの値動きを注視か
本日のポイント
  1. 加・卸売売上高
  2. 米・NY連銀製造業景気指数

先週末の米国通貨は、米・ウォラーFRB理事が「根強い高インフレを退治するためには、一段の金融引き締めを行う必要がある」と発言したことにより、米ドルが上昇した。米ドル円は132.171から133.828まで上昇。日足200EMA直下へと舞い戻った。米ドル円は日足RSIが再び上昇基調となっているため、米国時間での米ドルの上昇の値動きに注目したい。

欧州通貨は、今週19日に消費者物価指数の発表を控えたポンドが、対円で往って来いとなった。ポンド円は165.409から166.237での細かい値動きとなっていたが、本日のアジア時間で上方向に値が伸びている。ポンド円は4時間足でしっかりと200MAに下値を支持されているため、米国時間にかけてポンドが強含むのか、方向性に注目したい。

本日は、アジア時間の15:30に印・卸売物価指数と、欧州時間の16:00にトルコ・住宅販売、米国時間の21:30に加・国債証券取扱高、加・卸売売上高、米・NY連銀製造業景気指数、22:00に英・カンリフBOE副総裁の発言、23:00に米・NAHB住宅市場指数、24:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、29:00に米・対米証券投資がある予定だ。CPI発表を前に上方向を試しているポンドの値動きを慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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