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欧米の連休明けにて流動性が高まるのかボラティリティに注意か

相場レポート

欧米の連休明けにて流動性が高まるのかボラティリティに注意か

欧米の連休明けにて流動性が高まるのかボラティリティに注意か
本日のポイント
  1. 米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言
  2. 米・NFIB中小企業楽観指数

前日の米国通貨は、欧州時間で行われた植田日銀新総裁の就任記者会見にて、大規模金融緩和の維持が表明され、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は、日足ベースで下値を切り上げ20MAを200EMA直下まで上昇。今月高値を更新した。ドルインデックスが102.3付近となっているが、米国時間にかけて反発が見られるのか、米ドルの方向性に注目したい。

欧州通貨は、本日のアジア時間で英・3月BRC既存小売売上高が発表され、前年比で5.1%増となったポンドが、対米ドルで反発した。昨日のポンド米ドルは1.2442から1.2345まで下落したが、本日のアジア時間では指標発表とともに反発しており、すでに1.2407まで回復している。日足ベースではポンド米ドルはボリンジャーバンド-2σから+2σにかけての上昇となっているため、ポンドが対米ドルで強含むのか注視したいところだ。

本日は、アジア時間の15:00に日・工作機械受注と、欧州時間の16:00にトルコ・鉱工業生産、18:00に欧・小売売上高、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、20:00に南ア・製造業生産、米国時間の26:00に米・3年債入札、26:30に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、翌7:00に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言がある予定だ。欧米の連休明けにて流動性が高まるのか、ボラティリティに注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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