欧米が3連休となる中での通貨強弱を注視か
2023.04.07
- 欧米主要国がイースターにより休場
- 米・雇用統計
前日の米国通貨は、昨日発表された米・3月チャレンジャー人員削減数が前回値から大幅減となったことから、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は130.780から131.917まで約110pips上昇。米・ブラード:セントルイス連銀総裁が利上げの継続性を説いたことも相まって、時間足75MAまで反発した。本日のアジア時間では横ばい推移となっているため、米国時間での米・雇用統計にて方向感が明確となるのか、注目したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・2月鉱工業生産が前年比で0.6%増となり、市場予想を上回ったことから、ユーロが対円で上昇。時間足200SMAを上抜けての勢いを見せた。本日のアジア時間では143.710付近で推移しており、日足ベースで下値を切り上げている形状のため、週末の値動きが活発化するのか慎重に見極めたい。
本日の指標は、15:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、20:30に印・外貨準備高、21:00にポーランド・中銀外貨準備、21:30に米・雇用統計、25:00に露・第4四半期GDP、28:00に米・消費者信用残高がある予定だ。なお本日は、復活祭により英国・米国など独を含め、欧米の主要国が休場となっている。欧米が3連休となる中での通貨強弱を慎重に見極めたい。
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