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好調な経済指標と対象的に下落しているユーロの方向性に警戒か

相場レポート

好調な経済指標と対象的に下落しているユーロの方向性に警戒か

好調な経済指標と対象的に下落しているユーロの方向性に警戒か
本日のポイント
  1. 英・ハリファックス住宅価格
  2. 独・鉱工業生産

前日の米国通貨は、昨日発表された米・3月ISM非製造業景気指数が市場予想の54.5を下回り51.2となったことで、米ドルが対円で下落した。米ドル円は131.837から130.652まで下落。時間足20MAに上値を抑えられる形で続落した。今週発表された経済指標が相次いで市場予想を下回ったことから、明日の米雇用統計への注目が高まることが予想される。雇用統計前の米ドルの値動きを慎重に静観したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・2月製造業新規受注が前年比で市場予想のマイナス9.4%を上回りマイナス5.7%となったにも関わらず、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.0968から1.0884まで下落。4時間足20MAを下回った。ユーロ米ドルは4時間足RSIがローソク足の向きと対象的に下落しているダイバージェンスとなっているため、このままユーロ米ドルの下落が継続するのか、注視したいところだ。

本日は、アジア時間の14:45にスイス・雇用統計、15:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格と、欧州時間の17:30に英・建設業PMI、20:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、米国時間の21:30に加・雇用統計、米・新規失業保険申請件数、23:00に加・Ivey購買部協会指数、米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量がある予定だ。好調な経済指標と対象的に下落しているユーロの方向性に警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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