高値圏から一転、反落しているポンドの方向性を注視か
2023.04.05
- 仏・鉱工業生産
- 米・ADP雇用報告
前日の米国通貨は、発表された経済指標が市場予想を相次いで下回ったことから、米ドルが対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.0882から1.0973まで上昇。先月高値を更新し、今年高値に迫る勢いで上昇している。ユーロ米ドルは4時間足RSIがダイバージェンス気味となっているものの、日足RSIでは余力を残しているため、しばらくの上昇が見られるのか、慎重に静観したいところだ。
欧州通貨は、英中央銀行のテンレイロMPC委員が「金利は高水準になってきており、より急ピッチの反転が必要になる」と発言し、対円で上昇していたポンドが往って来いとなった。ポンド円は164.173から166.406まで上昇後に反転。165円台を割り込み時間足20MAを下回った。ポンド円は4時間足上昇チャネルの上限に達したため、反落の値動きが予想される。欧州時間でのポンドの下値余地に注意したい。
本日は、15:00に独・製造業受注、15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、16:50に仏・サービス業PMI、16:55に独・サービス業PMI、17:00に欧・サービス業PMI、17:30に英・サービス業PMI、18:15に英・テンレイロMPC委員の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に米・ADP雇用報告、21:30に加・貿易収支、米・貿易収支、22:45に米・サービス業PMI、23:00に米・ISM非製造業景況指数、23:30に米・週間原油在庫がある予定だ。高値圏から一転、反落しているポンドの方向性を注視したい。
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