週始めのユーロの動向に注目か

2023.04.03
- 欧・製造業PMI
- 米・建設支出
先週末の米国通貨は、米国時間で加ドルが最強通貨となり、ユーロ/加ドルが1.4769から1.4646まで約120pipsの下落となった。なお本日のアジア時間では若干の下窓となり、すでに1.4579をタッチしている。上位足の週足では、RSIが70タッチからのダイバージェンスとなっているため、週始めの価格が下向きとなるのか、警戒したいところだ。
欧州通貨は、先週末に発表された欧・消費者物価指数(HICP)が、前年比で5.7%となり前月の5.6%から上昇したにも関わらず、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は145.652から143.909まで約1.7円下落。時間足での75MAを下抜けた。ユーロ円は週足ベースでRSIが下降基調になりつつあり、月足では70に張り付いた推移となっているため、方向感が非常に掴みにくくなっている。しばらくは短期足での方向性に注目したい。
本日は、16:00にトルコ・消費者物価指数、トルコ・生産者物価指数、16:30にスイス・製造業PMI、16:50に仏・製造業PMI、16:55に独・製造業PMI、17:00に欧・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、18:00に南ア・製造業PMI、22:45に米・製造業PMI、23:00に米・ISM製造業景況指数、米・建設支出、29:15に米・クックFRB理事の発言がある予定だ。今週は7日(金)に欧米主要国のほとんどが休場となるため、週前半の値動きに注目したい。
過去の相場レポート
2025.09.12
ECB後に微上昇したユーロの上値余地を静観か
2025.09.11
ECB政策金利発表後のラガルドECB総裁の記者会見での発言に注意か
2025.09.10
対円で弱含んだポンドの回復余地を静観か
2025.09.09
続伸したユーロ米ドルの上値余地に注目か
2025.09.08
米雇用統計後に弱含んだ米ドルの下伸性が見られるのか方向性に注目か
2025.09.05
対円で上昇したポンドの上値余地を注視か
2025.09.04
PPI低下も上昇したユーロの上値余地を静観か
2025.09.03
対円で上昇したスイスフランの上値余地を注視か
2025.09.02
対米ドルで下落した加ドルの下値余地を注視か
2025.09.01
米国が休場下での月初の値動きを注視か