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経済指標結果で上振れた米ドルの方向性を注視か

相場レポート

経済指標結果で上振れた米ドルの方向性を注視か

経済指標結果で上振れた米ドルの方向性を注視か
本日のポイント
  1. 独・ナーゲル独連銀総裁の発言
  2. 米・ダラス連銀製造業業況指数

先週末の米国通貨は、2月耐久財受注が市場予想に反して減少したものの、同日に発表された3月総合PMI(購買担当者景気指数)が53.3となりベンチマークの50以上を維持したため、米ドルが対ユーロで強含んだ。ユーロ米ドルは1.0837から1.0714まで下落。時間足200SMAタッチで下げ止まった。4時間足では、75MAが下値サポートとなり、日足ベースでは200SMAから10MAまでがパーフェクトオーダーとなっている。週足RSIでも特にダイバージェンスが見られないため、米ドルの強さに注目したい。

欧州通貨は、24日に発表された英・2月製造業/サービス業PMI(速報値)が前月から低下した英・ポンドが、対米ドルで下落した。ポンド米ドルは1.2291から1.2191まで下落。4時間足ボリンジャーバンドの-2σまで低下した。テクニカル面では、RSIが70を超過してからのダイバージェンスとなっているため、本格的に反落するのか警戒したい。

本日の指標は、15:00にスウェーデン・貿易収支、16:00にトルコ・設備稼働率、17:00に独・Ifo景況感指数、17:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、19:00にイスラエル・失業率、20:00に英・CBI小売売上高、メキシコ・貿易収支、23:30に米・ダラス連銀製造業業況指数、24:30に米・2年債入札、26:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、翌6:00に米・ジェファーソンFRB理事の発言がある予定だ。経済指標の結果で上振れた米ドルの方向性をじっくりと観察したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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