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欧米時間での指標発表による価格変動に警戒か

相場レポート

欧米時間での指標発表による価格変動に警戒か

欧米時間での指標発表による価格変動に警戒か
本日のポイント
  1. 米・耐久財受注
  2. 英・小売売上高

前日の米国通貨は、昨日発表された米・第4四半期経常収支が前回値からマイナス幅を縮小し、対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.0929から1.0823まで下落。レジスタンスとして機能していた1.08台を超えたところで反落した。テクニカル的には、ユーロ米ドルは日足RSIが70に向けての上昇リバーサルとなっており、下位足の4時間足ではRSIが70を超過し80.7をタッチしているため、4時間足レベルでの反落の値動きに警戒したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・3月消費者信頼感指数が、市場予想のマイナス18.1を下振れマイナス19.2となったことで、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は143.187から141.172まで下落。本日のアジア時間ではさらに下値を目指す円高の値動きとなっている。テクニカル面では、ユーロ円は日足200EMAとSMAの狭間に位置しており、日足RSIが44付近での下降基調となっているため、このまま週末にかけてユーロが対円で弱含むのか、警戒したい。

本日は、16:00に英・小売売上高、17:15に仏・製造業/サービス業PMI、17:30に独・製造業/サービス業PMI、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、18:15に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、18:30に英・製造業/サービス業PMI、21:30に加・小売売上高、米・耐久財受注、22:30に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、22:45に米・製造業/サービス業PMI、25:00に英・マンMPC委員の発言がある予定だ。欧米時間での指標発表による価格変動に、十分警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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