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FOMC明けに下落した米ドルが息を吹き返すのか注視か

相場レポート

FOMC明けに下落した米ドルが息を吹き返すのか注視か

FOMC明けに下落した米ドルが息を吹き返すのか注視か
本日のポイント
  1. 米・シカゴ連銀全米活動指数
  2. 英・BOE政策金利と声明発表

前日の米国通貨は、米FOMCにて市場コンセンサス通り政策金利が0.25%引き上げられた米ドルが、FOMC直後から急落した。米ドル円は132.978から130.998まで下落。本日のアジア時間でも下伸しており、すでに130.417をタッチしている。米ドル円は日足200SMAに上値を抑えられての下落が継続しており、日足RSIが38付近でのリバーサルとなっている。このまま週末に向け米ドルの上値が重くなるのか、慎重に静観したい。

欧州通貨は、昨日発表された英・2月消費者物価指数(CPI)が、前年比で10.4%となり、前回値と市場予想から上振れたポンドが、対米ドルで上昇した。ポンド米ドルは1.2208から1.2333まで上昇。今月高値を更新した。なお本日のアジア時間でも上伸しており、昨日と本日の上げにより、ポンド米ドルは日足レンジ上限の1.2410に向けての値動きが促進されているため、対米ドルでの上昇に注意したい。

本日は、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、17:30にスイス・SNB政策金利と声明発表、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:00に英・BOE政策金利と声明発表、英・BOE議事録公表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第4四半期経常収支、米・シカゴ連銀全米活動指数、23:00に米・新築住宅販売件数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に英・マンMPC委員の発言、米・カンザスシティ連銀製造業活動指数がある予定だ。FOMC明けに下落した米ドルが息を吹き返すのか、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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