経済指標結果に左右されず上向いているユーロの方向性に注目か

2023.03.22
- 米・FOMC政策金利と声明発表
- 欧・ラガルドECB総裁の発言
前日の米国通貨は、昨日発表された米・2月中古住宅販売件数が、市場予想の410万件を上振れ458万件となった米ドルが、対円で上昇した。米ドル円は131.015から132.778まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇となった。なお、本日は米国時間で米FOMCを控えており、市場コンセンサスでは0.25%の利上げが織り込まれている。予想通りのシナリオとなり米ドルが底堅く推移するのか、慎重に静観したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・3月ZEW景況感指数が、市場予想の15.2に届かず13.0となったユーロが、対円で上昇した。ユーロ円は140.414から142.772まで上昇。200pips以上の反発を見せた。ユーロ円は時間足にて200SMAを上抜ける展開となっており、日足ベースでは上値を切り下げつつも下値を切り上げている。このまま上昇が継続するのか、慎重に注視したい。
本日は、欧州時間の16:00に英・消費者物価指数、英・小売売上高、英・生産者物価指数、17:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、20:00に英・CBI企業動向調査、米・MBA住宅ローン申請指数と、米国時間の23:30に米・週間原油在庫、26:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見がある予定だ。経済指標結果に左右されず上向いているユーロの方向性を、慎重に見極めたい。
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