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経済指標結果に左右されず上向いているユーロの方向性に注目か

相場レポート

経済指標結果に左右されず上向いているユーロの方向性に注目か

経済指標結果に左右されず上向いているユーロの方向性に注目か
本日のポイント
  1. 米・FOMC政策金利と声明発表
  2. 欧・ラガルドECB総裁の発言

前日の米国通貨は、昨日発表された米・2月中古住宅販売件数が、市場予想の410万件を上振れ458万件となった米ドルが、対円で上昇した。米ドル円は131.015から132.778まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇となった。なお、本日は米国時間で米FOMCを控えており、市場コンセンサスでは0.25%の利上げが織り込まれている。予想通りのシナリオとなり米ドルが底堅く推移するのか、慎重に静観したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・3月ZEW景況感指数が、市場予想の15.2に届かず13.0となったユーロが、対円で上昇した。ユーロ円は140.414から142.772まで上昇。200pips以上の反発を見せた。ユーロ円は時間足にて200SMAを上抜ける展開となっており、日足ベースでは上値を切り下げつつも下値を切り上げている。このまま上昇が継続するのか、慎重に注視したい。

本日は、欧州時間の16:00に英・消費者物価指数、英・小売売上高、英・生産者物価指数、17:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、20:00に英・CBI企業動向調査、米・MBA住宅ローン申請指数と、米国時間の23:30に米・週間原油在庫、26:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見がある予定だ。経済指標結果に左右されず上向いているユーロの方向性を、慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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