FOMC前日の米ドルが回復できるのか注目か

2023.03.21
- 米・20年債入札
- 欧・ZEW景況感調査
前日の米国通貨は、米国時間にかけて弱含み、米ドルが下落した。米ドル円は132.627から130.539まで約2円下落。時間足20MAに沿ってのダウントレンドとなった。上位足の4時間足では、10MAに上値をレジストされて下伸している。本日のアジア時間では下値が重く、反発を試みる値動きとなっている。明日の米FOMCを前に、米ドルが上へと回復できるのか注視したい。
欧州通貨は、昨日のラガルドECB総裁による「物価安定と金融安定は調和する」との発言からユーロが強含み、対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.0630から1.0730まで約100pips上昇。下値を日足200EMAにサポートされ、上伸している。ユーロ米ドルは昨日の上昇により4時間足200SMAを大きく上抜けたため、調整後の伸びが見られるのか注目したい。
本日は、欧州時間の16:00にスイス・貿易収支、17:30に香港・総合収支、18:00にポーランド・小売売上高、19:00に独・ZEW景況感調査、欧・ZEW景況感調査と、米国時間の21:30に加・消費者物価指数、欧・ラガルドECB総裁の発言、23:00に米・中古住宅販売件数、26:00に米・20年債入札がある予定だ。FOMC前日の米ドルが回復できるのか、値動きを慎重に注視したい。
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