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日本市場の休場を前に、米国時間での通貨強弱に警戒か

相場レポート

日本市場の休場を前に、米国時間での通貨強弱に警戒か

日本市場の休場を前に、米国時間での通貨強弱に警戒か
本日のポイント
  1. 欧・ラガルドECB総裁の発言
  2. 欧・貿易収支

先週末の米国通貨は、スイス金融大手のクレディ・スイスが経営破綻する可能性があるとの報道が広がり、ドルインデックスが低下。米ドル円は133.745から131.554まで約2円下落した。米ドル円は時間足75MAが上値レジスタンスとして機能しており、今月3月8日からのダウントレンドが継続している。すでに日足20MAを大きく下抜けているため、継続した下落に警戒したい。

欧州通貨は、17日に発表された欧・消費者物価指数(CPI)が前年比で8.5%となり市場予想を下回ったことから、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は142.203から140.168まで下落。時間足75MAに上値を抑えられての下落となった。しかしながら、ユーロ円は米ドル円と異なり下値を切り下げていないため、明後日の米FOMCにて反発が入るのか、注視したい。

本日は、欧州時間の16:00に独・生産者物価指数、18:00にポーランド・鉱工業生産、19:00に欧・貿易収支、21:00にメキシコ・小売売上高と、米国時間の23:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、24:30に米・6ヶ月ビル入札、翌6:45にNZ・貿易収支がある予定だ。明日は日本市場が祝日により休場となるため、米国時間での通貨強弱を慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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