日本市場の休場を前に、米国時間での通貨強弱に警戒か

2023.03.20
- 欧・ラガルドECB総裁の発言
- 欧・貿易収支
先週末の米国通貨は、スイス金融大手のクレディ・スイスが経営破綻する可能性があるとの報道が広がり、ドルインデックスが低下。米ドル円は133.745から131.554まで約2円下落した。米ドル円は時間足75MAが上値レジスタンスとして機能しており、今月3月8日からのダウントレンドが継続している。すでに日足20MAを大きく下抜けているため、継続した下落に警戒したい。
欧州通貨は、17日に発表された欧・消費者物価指数(CPI)が前年比で8.5%となり市場予想を下回ったことから、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は142.203から140.168まで下落。時間足75MAに上値を抑えられての下落となった。しかしながら、ユーロ円は米ドル円と異なり下値を切り下げていないため、明後日の米FOMCにて反発が入るのか、注視したい。
本日は、欧州時間の16:00に独・生産者物価指数、18:00にポーランド・鉱工業生産、19:00に欧・貿易収支、21:00にメキシコ・小売売上高と、米国時間の23:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、24:30に米・6ヶ月ビル入札、翌6:45にNZ・貿易収支がある予定だ。明日は日本市場が祝日により休場となるため、米国時間での通貨強弱を慎重に注視したい。
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