0.5%利上げとなった週末のユーロの方向性に注意か

2023.03.17
- 加・国際証券取扱高
- 米・景気先行指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・2月住宅着工件数が、市場予想の0.2%を大幅に上回り9.8%となったことで、米ドルが対円で反発した。米ドル円は131.732から133.831まで上昇。時間足75MAラインまで反発した。しかしながら、本日のアジア時間では再び下方向を目指す値動きとなっているため、米国時間の指標発表にて米ドルの上値が重くなるのか、警戒したい。
欧州通貨は、昨日ECB政策金利発表が行われたユーロが、同じ欧州通貨のポンドに対し弱含んだ。ユーロポンドは0.8819から0.8748まで下落。4時間足75MAにタッチすることなく反落した。昨日の下落により、ユーロポンドは今月3月7日からのダウントレンドが継続となったため、米国時間にてユーロのさらなる軟弱化が生じるのか、慎重に注視したい。
本日は、欧州時間の16:00にスウェーデン・雇用統計、19:00に欧・消費者物価指数、19:30に露・政策金利、20:30に印・外貨準備高と、米国時間の21:30に加・鉱工業生産、加・原料価格指数、加・国際証券取扱高、22:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、米・製造業生産、23:00に米・景気先行指数、米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)がある予定だ。0.5%利上げとなった週末のユーロの方向性を、慎重に注視したい。
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