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ECBでのラガルド総裁の発言内容に要注意か

相場レポート

ECBでのラガルド総裁の発言内容に要注意か

ECBでのラガルド総裁の発言内容に要注意か
本日のポイント
  1. 欧・ラガルドECB総裁の記者会見
  2. 米・フィラデルフィア連銀景況指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・2月生産者物価指数(PPI)が前年比で市場予想の5.4%を下回り4.6%となったことで、米ドルが対円で下落した。米ドル円は135.108から132.216まで約300pips下落。4時間足での200SMAを下抜けた。米ドル円は週足でのヘッドアンドショルダーが形成されている最中のため、下伸した場合、130円を割り込むことも視野に入れておきたい。

欧州通貨は、本日のECB政策金利発表を前に、ユーロが対米ドルで大幅下落した。ユーロ米ドルは1.0759から1.0516まで約240pips下落。日足200EMAに下値をかろうじてサポートされ、下げ止まった。現在は日足フィボナッチ・リトレースメントの23.6%と38.2%の間で推移しており、方向感が読みにくくなっている。本日のECBにて大きな流れが生じるのか、注視したい。

本日は、欧州時間の20:30にトルコ・住宅価格指数と、米国時間の21:30に米・新規失業保険申請件数、米・住宅着工件数、米・住宅建設許可件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、米・輸入物価指数、22:15に欧・ECB政策金利と声明発表、22:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量がある予定だ。ECBでのラガルド総裁の発言内容に、十分注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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