2月失業率が低下したスイスフランの方向性に注目か
2023.03.08
- 米・MBA住宅ローン申請指数
- 欧・ラガルドECB総裁の発言
前日の米国通貨は、米パウエルFRB議長のタカ派発言に伴い、米ドルが同じ米国通貨の加ドルに対し、強含んだ。米ドル/加ドルは1.3598から1.3760まで上昇。日足大陽線での引けとなった。昨日の上昇により、米ドル/加ドルは週足ボリンジャーバンドの+2σまで浮上。週足RSIが48ミドルからの再上昇となった。短期足の時間足では、RSIが87からのダイバージェンスとなっているため、欧州時間での反落に注意したい。
欧州通貨は、昨日発表された2月季節調整済み失業率が1.9%となったスイスフランが、対円で下落した。フラン円は146.336から145.324まで下落。4時間足20MAを下回った。しかしながら本日のアジア時間では、日本円が売られていることから反発が強まり、すでに146.092まで回復している。このまま米国時間まで反発が強まるのか、慎重に見極めたい。
本日は、16:00に独・鉱工業生産、独・小売売上高、18:30に英・ディングラMPC委員の発言、19:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、22:15に米・ADP全米雇用報告、22:30に加・貿易収支、米・貿易収支、24:00に加・BOC政策金利と声明発表、米・JOLTS求人、米・パウエルFRB議長の議会証言、24:30に米・週間原油在庫、27:00に米・10年債入札、28:00に米・ベージュブックがある予定だ。2月失業率が低下したスイスフランの方向性に注目したい。
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