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下値が限定された加ドル円の方向性に注目か

相場レポート

下値が限定された加ドル円の方向性に注目か

下値が限定された加ドル円の方向性に注目か
本日のポイント
  1. 独・製造業受注
  2. 英・ハリファックス住宅価格

前日の米国通貨は、米国時間にかけて加ドルが弱含み、加ドルが対円で拮抗した。加ドル円は99.594から100.088の間でもみ合い推移となり、方向感に欠ける値動きとなっている。テクニカル的には、加ドル円は時間足20MAを挟んでの上値・下値を縮小している途中であり、4時間足では75MAと20MAの狭間に位置している。RSIのダイバージェンスは見られないため、米国時間にて値が伸びるのか注視したい。

欧州通貨は、昨日発表された2月消費者物価指数(CPI)が前年比で3.4%まで0.1ポイント上昇したスイスフランが、対円で上昇した。フラン円は144.714から146.036まで上昇。4時間足75MAに下値を支持される形で反発した。フラン円は、本日のアジア時間でも昨日の流れを踏襲しており、146.196まで上伸している。4時間足RSIは42からの上昇にて現在65付近で推移しているため、このまま欧州時間でも流れが継続されるのか注目したい。

本日は、アジア時間の15:45にスイス・失業率と、欧州時間の16:00に独・製造業受注、英・ハリファックス住宅価格、18:30に南ア・第4四半期GDP、米国時間の24:00に米・卸売在庫、米・パウエルFRB議長の議会証言、27:00にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、米・3年債入札、29:00に米・消費者信用残高がある予定だ。下値が限定された加ドル円の方向性に注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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