米国時間での重なる要人発言に警戒か

2023.03.03
- 米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言
- 米・ISM非製造業景況指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・第4四半期労働生産性指数が、市場予想の2.6%を下回り1.7%となったにも関わらず、米ドルが最強通貨となった。米ドル円は136.042から137.071まで上昇。4時間足のボリンジャーバンド-2σから+2σまでの、直近高値を更新する反発を見せた。なお本日の米国時間では要人発言が重なるため、発言内容による米ドルの乱高下に警戒したい。
欧州通貨は、ポンドが対米ドルで大幅下落となった。ポンド米ドルは1.2035から1.1925まで下落。日足200SMAラインまで反落した。ただ、4時間足で見ると、ポンド米ドルは下限1.1921-上限1.2144の間でボックス相場となっているため、週末の指標発表と要人発言にて価格帯が変化するのか、注視したいところだ。
本日の指標は、16:00に独・貿易収支、トルコ・消費者物価指数、16:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、8:30に英・サービス業PMI、22:30に加・住宅建設許可、加・第4四半期労働生産性、23:45に米・サービス業PMI、24:00に米・ISM非製造業景況指数、25:00に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、26:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、28:00に米・ウォラーFRB理事の発言、29:00に米・ボウマンFRB理事の発言がある予定だ。週末の米国時間で要人発言により通貨強弱が変化するのか、慎重に注視したい。
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