北アイルランドの通商ルール合意で買われたポンドの上値に注目か

2023.02.28
- 米・シカゴ購買部協会景気指数
- 米・S&Pケースシラー住宅価格指数
前日の米国通貨は、対ポンドで下落となり、ポンド米ドルは1.1922から1.2066まで約130pips上昇した。ポンド米ドルは時間足200SMAを上抜けての上昇となっており、4時間足では20MAを大きく上抜けている。ただ、4時間足75MA直下にいる現在、75MAがレジスタンスになる可能性があるため、方向性を慎重に注視したいところだ。
欧州通貨は、ユーロがポンドに対し弱含み、ユーロポンドは0.8835から0.8788まで下落した。昨日英国とEU、北アイルランドが通商ルールを巡る摩擦の解決策で合意したことが好感され、ポンドが全面高となった。ユーロポンドは日足ベースで三尊の形状を呈しているため、念のため続落に警戒したい。
本日は、16:00にトルコ・第4四半期GDP、16:45に仏・消費者物価指数、仏・第4四半期GDP、17:00にスイス・KOF先行指数、19:15に英・カンリフBOE副総裁の発言、21:15に英・ピルMPC委員の発言、21:30に英・マンMPC委員の発言、22:30に加・GDP、米・卸売在庫、23:00に米・S&Pケースシラー住宅価格指数、23:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、24:00に米・消費者信頼感指数がある予定だ。北アイルランドの通商ルール合意で買われたポンドの上値に注目したい。
過去の相場レポート
2025.05.15
米国時間で強含んだ米ドルが要人発言により変化するのか注意か
2025.05.14
対照的な値動きとなった米ドル円とユーロ円の方向性を注視か
2025.05.13
続落したユーロポンドの反発余地を静観か
2025.05.12
対米ドルで反発上昇したポンドの上値余地を静観か
2025.05.09
上昇したユーロ円の上値余地を注視か
2025.05.08
対オセアニアで反発したユーロが上伸するのか方向性に注目か
2025.05.07
最弱となったスイスフランの回復余地を注視か
2025.05.06
弱含んだ米ドルの下値余地に要警戒か
2025.05.05
日本市場休場下での通貨強弱に要注意か
2025.05.02
最強通貨となった米ドルの上値余地に注目か