全面的に米ドル買いとなった週末の流れが踏襲されるのか注視か
2023.02.27
- 米・中古住宅販売保留
- 欧・消費者信頼感指数(確報値)
先週末の米国通貨は、米国時間で発表された米・1月個人所得が強い結果となり、米ドルが買われた。ユーロ米ドルは1.0614から1.0535まで約80pips低下。4時間足下落トレンドラインの下限まで達した。上位足の日足ベースでは、ユーロ米ドルは200EMA直下まで下落しており、日足RSIが30に到達せず余力を残している。直近の上昇に当てたフィボナッチ・リトレースメントの38.2%ラインである1.0480付近まで下伸するのか、見極めたい。
欧州通貨は、強含んだ米ドルにポンドが押され、ポンド米ドルが下落した。ポンド米ドルは1.2041から1.1928まで約110pips下落。今年安値に迫る勢いでの下伸となった。現在のポンド米ドルは日足200SMA直下に位置しており、200SMAを下抜けると大きなサポートは1.1841付近の支持帯となるため、この付近で反発が入るのか注視したい。
本日は、欧州時間の16:00にトルコ・貿易収支、トルコ・経済信頼感、ノルウェー・小売売上高、18:00に英・ブローベントBOE副総裁の発言、19:00に欧・消費者信頼感指数と、米国時間の22:30に加・第4四半期経常収支、米・耐久財受注、24:00に米・中古住宅販売保留、24:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、米・ジェファーソンFRB理事の発言がある予定だ。全面的に米ドル買いとなった週末の流れが踏襲されるのか、慎重に注視したい。
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