ダイバージェンスが起きているユーロ円の下値余地に警戒か
2023.02.20
- 欧・消費者物価指数
- 英・ウッズBOE副総裁の発言
先週末の米国通貨は、対欧州で拮抗し、ユーロ米ドルは1.0612-1.0698の間で往って来い相場となった。ユーロ米ドルは、4時間足下降トレンドの上限付近に達しており、頭上には日足10MAを控えている。一方で日足75MAが下値支持線となり反発が入ったため、今週はユーロ米ドルの上昇が見られるのか、注目したいところだ。
欧州通貨は、先週末金曜日に発表された独・1月生産者物価指数(PPI)が前年比で17.8%となり、前月の21.6%から低下したことで、ユーロの上値が重くなった。ユーロ円は143.021から143.674の間でレンジ推移となり、4時間足でRSIがダイバージェンスとなっている。週足ベースでは、ユーロ円は三尊天井の様相となりつつあるため、欧州時間での下落に警戒したい。
本日は、欧州時間の16:00にスウェーデン・消費者物価指数、トルコ・消費者信頼感指数、17:20に台湾・第4四半期経常収支、18:00にフィリピン・鉱工業生産と生産者物価指数、19:00に欧・建設業生産高と、米国時間の23:00にイスラエル・基準金利、24:00に欧・消費者物価指数、28:00に英・ウッズBOE副総裁の発言がある予定だ。ダイバージェンスが起きているユーロ円の下値余地に警戒したい。
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