強含んでいるユーロがECB月例報告により変化するのか注目か
2023.02.16
- 欧・ECB月例報告
- 英・ピルMPC委員の発言
前日の米国通貨は、加ドルが米国時間後半にかけて強含み、対円で上昇した。加ドル円は、99.437から100.282まで上昇。今年高値を更新し、節目の100ドルに乗せた。現在の加ドル円の水準は、昨年12月20日以来となっており、日足75MAをすでに上抜けている。このまま対円で上昇が継続するのか、米国時間にかけての値動きを慎重に注視したい。
欧州通貨は、ユーロが対ポンドで大幅に躍進した。ユーロポンドは0.8815から0.8902まで上昇。時間足10MAに沿っての上昇トレンドが発生した。上位足の4時間足では、ボリンジャーバンドの-2σから+3σへと一直線の上げとなり、日足ベースでは過去4日分の下落を相殺する値動きとなった。しばらくユーロの上昇が見られるのか、方向性を慎重に見極めたいところだ。
本日は、17:30に香港・失業率、18:00に欧・ECB月例報告、20:00にイスラエル・実質GDP、20:30にトルコ・住宅価格指数、22:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、米・住宅着工件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、22:45に米・メスター:フィラデルフィア連銀総裁の発言、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:00に英・ピルMPC委員の発言、翌6:00に米・クックFRB理事の発言がある予定だ。ECB月例報告により強含んでいるユーロが変化するのか、方向性を慎重に見極めたい。
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