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強含んでいるユーロがECB月例報告により変化するのか注目か

相場レポート

強含んでいるユーロがECB月例報告により変化するのか注目か

強含んでいるユーロがECB月例報告により変化するのか注目か
本日のポイント
  1. 欧・ECB月例報告
  2. 英・ピルMPC委員の発言

前日の米国通貨は、加ドルが米国時間後半にかけて強含み、対円で上昇した。加ドル円は、99.437から100.282まで上昇。今年高値を更新し、節目の100ドルに乗せた。現在の加ドル円の水準は、昨年12月20日以来となっており、日足75MAをすでに上抜けている。このまま対円で上昇が継続するのか、米国時間にかけての値動きを慎重に注視したい。

欧州通貨は、ユーロが対ポンドで大幅に躍進した。ユーロポンドは0.8815から0.8902まで上昇。時間足10MAに沿っての上昇トレンドが発生した。上位足の4時間足では、ボリンジャーバンドの-2σから+3σへと一直線の上げとなり、日足ベースでは過去4日分の下落を相殺する値動きとなった。しばらくユーロの上昇が見られるのか、方向性を慎重に見極めたいところだ。

本日は、17:30に香港・失業率、18:00に欧・ECB月例報告、20:00にイスラエル・実質GDP、20:30にトルコ・住宅価格指数、22:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、米・住宅着工件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、22:45に米・メスター:フィラデルフィア連銀総裁の発言、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:00に英・ピルMPC委員の発言、翌6:00に米・クックFRB理事の発言がある予定だ。ECB月例報告により強含んでいるユーロが変化するのか、方向性を慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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