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最強通貨となったポンドの上値余地を慎重に注視か

相場レポート

最強通貨となったポンドの上値余地を慎重に注視か

最強通貨となったポンドの上値余地を慎重に注視か
本日のポイント
  1. 欧・ラガルドECB総裁の発言
  2. 米・NY連銀製造業景気指数

前日の米国通貨は、米1月CPIが市場予想から上振れ前年比で6.4%となったことで、米ドルが上昇した。豪ドル米ドルは、0.7029から0.6921まで下落。4時間足ボリンジャーバンドの+3σにタッチしての反落となった。豪ドル米ドルは、今月に入って0.6868-0.7010の間でボックス相場を形成しており、日足では20MA直下で方向感を模索している値動きとなっている。そのため、週後半にかけての強弱性に注意したい。

欧州通貨は、昨日第4四半期の失業率が発表され、3.7%となったポンドが、対円で上昇した。ポンド円は160.114から162.160まで時間足10MAに沿って上昇。4時間足RSIが74まで到達した。ポンド円は4時間足RSIが70を超過しての上昇となっているが、RSIのダイバージェンスは起こっていないため、欧州時間での継続した上昇に注目したいところだ。

本日は、16:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、英・生産者物価指数、17:00に南ア・消費者物価指数、19:00に欧・鉱工業生産、欧・貿易収支、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:15に加・住宅着工件数、22:30に米・NY連銀製造業景気指数、米・小売売上高、加・卸売売上高、23:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、加・中古住宅販売件数、23:15に米・鉱工業生産、27:00に米・20年債入札がある予定だ。最強通貨となったポンドの上値余地を慎重に見守りたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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