米国時間での要人発言による価格変動に要警戒か

2023.02.10
- 米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言
- 米・ミシガン大消費者信頼感指数
前日の米国通貨は、米・新規失業保険申請件数が市場予想よりも増加したことから、米国時間で米ドルが下落した。ユーロ米ドルは1.0706から1.0790まで約80pips上昇。しかしながらユーロの上昇の勢いは継続せず、米国時間終盤で下落した。ユーロ米ドルは本日のアジア時間でも下落しており、昨日安値に迫る勢いで下値を試している。日足ベースではすでに20MAより下位に位置しているため、小幅な下落に警戒したい。
欧州通貨は、ユーロが対ポンドで4日続落となった。ユーロポンドは0.8883から0.8839まで50pips弱下落。時間足200SMAを下抜けた。しかしながら、4時間足200SMAが下値サポートとなり、本日のアジア時間では反発しているため、欧州時間にかけてユーロの反発が継続し上昇するのか、注目したいところだ。
本日は、16:00に英・第4四半期GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、トルコ・失業率、トルコ・鉱工業生産、22:30に加・雇用統計、23:00に英・ピルMPC理事の発言、24:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、26:30に米・ウォラーFRB理事の発言、28:00に米・財政収支、翌6:00に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言がある予定だ。米国時間での要人発言による価格変動に、十分警戒したい。
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