対円で上昇しているポンドの上値余地に注目か
2023.02.09
- 独・ナーゲル独連銀総裁の発言
- 米・30年債入札
前日の米国通貨は、「インフレ抑制はまだ完了しておらず、一部市場予想よりも高い水準で金利が留まる可能性がある」と米ウォラーFRB理事が発言したことで、米ドルが対豪ドルで強含んだ。豪ドル/米ドルは0.6995から0.6919まで70pips強下落。4時間足20MAを下抜け、200SMAラインまで下落した。ただ、4時間足200SMAがサポートとして下げ止まったため、米国時間で反発が入るのか注視したい。
欧州通貨は、クロス円の中でもっとも上昇率が高まったポンドが、対円で上昇した。ポンド円は157.603から158.834まで120pips弱上昇。本日のアジア時間でも上伸している。4時間足では、上昇トレンドラインの下限からの反発局面となっているため、欧州時間にかけてポンドの上昇が見られるのか、注目したい。
本日は、欧州時間の16:00に独・消費者物価指数、18:45に英・ベイリーBOE総裁の発言、英・ピルMPC理事の発言、英・テンレイロMPC委員の発言、英・ハスケルMPC委員の発言、20:00に南ア・製造業生産と、米国時間の22:30に米・新規失業保険申請件数、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、27:00に米・30年債入札がある予定だ。対円で上昇しているポンドの上値余地に注目したい。
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