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対円で上昇しているポンドの上値余地に注目か

相場レポート

対円で上昇しているポンドの上値余地に注目か

対円で上昇しているポンドの上値余地に注目か
本日のポイント
  1. 独・ナーゲル独連銀総裁の発言
  2. 米・30年債入札

前日の米国通貨は、「インフレ抑制はまだ完了しておらず、一部市場予想よりも高い水準で金利が留まる可能性がある」と米ウォラーFRB理事が発言したことで、米ドルが対豪ドルで強含んだ。豪ドル/米ドルは0.6995から0.6919まで70pips強下落。4時間足20MAを下抜け、200SMAラインまで下落した。ただ、4時間足200SMAがサポートとして下げ止まったため、米国時間で反発が入るのか注視したい。

欧州通貨は、クロス円の中でもっとも上昇率が高まったポンドが、対円で上昇した。ポンド円は157.603から158.834まで120pips弱上昇。本日のアジア時間でも上伸している。4時間足では、上昇トレンドラインの下限からの反発局面となっているため、欧州時間にかけてポンドの上昇が見られるのか、注目したい。

本日は、欧州時間の16:00に独・消費者物価指数、18:45に英・ベイリーBOE総裁の発言、英・ピルMPC理事の発言、英・テンレイロMPC委員の発言、英・ハスケルMPC委員の発言、20:00に南ア・製造業生産と、米国時間の22:30に米・新規失業保険申請件数、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、27:00に米・30年債入札がある予定だ。対円で上昇しているポンドの上値余地に注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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