弱い経済指標により下落しているユーロの下値余地に警戒か

2023.02.08
- 米・バーFRB副議長の発言
- 米・MBA住宅ローン申請指数
前日の米国通貨は、パウエルFRB議長の追加利上げ発言にも関わらず、米ドルが最弱通貨となった。ユーロ米ドルは、1.0669から1.0765まで90pips強反発。4時間足200SMAから下方向に乖離していた値幅を取り戻した。しかしながら、日足ベースでは、ユーロ米ドルはRSIが70にタッチしてからの下落基調となっているため、反発が継続するのか慎重に見極めたい。
欧州通貨は、昨日発表された独・12月鉱工業生産が、市場予想のマイナス1.9%を大幅に下回りマイナス3.1%となったことで、ユーロが対円で大きく下落した。ユーロ円は、142.327から140.285まで2円ほど下落。4時間足20MAを下抜けた。テクニカル的には、ユーロ円は日足ボリンジャーバンドの±3σが下向きとなっているため、継続した下落に警戒したい。
本日は、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、23:15に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、23:30に米・クックFRB理事の発言、24:00に米・卸売在庫、米・バーFRB副議長の発言、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、24:30に米・週間原油在庫、26:30に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、27:00に米・10年債入札、27:45に米・ウォラーFRB理事の発言がある予定だ。弱い経済指標により下落しているユーロの下値余地に警戒したい。
過去の相場レポート
2025.09.26
上昇したユーロポンドの上値余地を静観か
2025.09.25
対円で上昇した加ドルの上値余地に注意か
2025.09.24
反発上昇が見られたポンドの上伸性を注視か
2025.09.23
対円で回復したスイスフランが最高値を更新するのか値動きに警戒か
2025.09.22
史上最高値更新から一転、反落したフラン円の反発力に注目か
2025.09.19
史上最高値を更新しているスイスフランの上値余地に警戒か
2025.09.18
FOMC明けの米ドルとともに強含んだポンドの上伸性に注目か
2025.09.17
上昇しているユーロ米ドルが政策金利発表により変化するのか注視か
2025.09.16
対米ドルで強含んだユーロの上値余地を静観か
2025.09.15
年初来高値を更新したポンド円の上伸性に注目か