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弱い経済指標により下落しているユーロの下値余地に警戒か

相場レポート

弱い経済指標により下落しているユーロの下値余地に警戒か

弱い経済指標により下落しているユーロの下値余地に警戒か
本日のポイント
  1. 米・バーFRB副議長の発言
  2. 米・MBA住宅ローン申請指数

前日の米国通貨は、パウエルFRB議長の追加利上げ発言にも関わらず、米ドルが最弱通貨となった。ユーロ米ドルは、1.0669から1.0765まで90pips強反発。4時間足200SMAから下方向に乖離していた値幅を取り戻した。しかしながら、日足ベースでは、ユーロ米ドルはRSIが70にタッチしてからの下落基調となっているため、反発が継続するのか慎重に見極めたい。

欧州通貨は、昨日発表された独・12月鉱工業生産が、市場予想のマイナス1.9%を大幅に下回りマイナス3.1%となったことで、ユーロが対円で大きく下落した。ユーロ円は、142.327から140.285まで2円ほど下落。4時間足20MAを下抜けた。テクニカル的には、ユーロ円は日足ボリンジャーバンドの±3σが下向きとなっているため、継続した下落に警戒したい。

本日は、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、23:15に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、23:30に米・クックFRB理事の発言、24:00に米・卸売在庫、米・バーFRB副議長の発言、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、24:30に米・週間原油在庫、26:30に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、27:00に米・10年債入札、27:45に米・ウォラーFRB理事の発言がある予定だ。弱い経済指標により下落しているユーロの下値余地に警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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