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ギャップアップでスタートしたクロス円の動向を静観か

相場レポート

ギャップアップでスタートしたクロス円の動向を静観か

ギャップアップでスタートしたクロス円の動向を静観か
本日のポイント
  1. 英・建設業PMI
  2. 独・製造業受注

先週末の米国通貨は、米・1月雇用統計の結果が市場予想を上回ったことから、米ドルが躍進した。ユーロ米ドルは1.0940から1.0780まで約150pips下落。時間足200SMAを大きく下抜けての下落となった。ただ、上位足の4時間足では200SMAがサポートとなり、昨年11月3日からの上昇トレンドが継続している状況だ。日足RSIが70ラインに張り付いていた環境から変化し、ダウントレンド入りするのか注目したい。

欧州通貨は、先週末に発表された英・非製造業PMIが前回値の48.0から上昇し48.7となったことで、ポンドが対円で上昇した。ポンド円は159.408まで上昇。4時間足20MAの上位に躍り出た。日足では、トリプルボトムの最終形態に入るかの様相となっているため、今週の値動きを慎重に注視したい。

本日は、欧州時間の16:00に独・製造業受注、16:30にハンガリー・小売売上高、17:40に英・マンMPC委員の発言、18:30に英・建設業PMI、欧・投資家センチメント指数、19:00に欧・小売売上高、20:00に加・景気先行指数と、米国時間の24:00に加・Ivey購買部協会指数、25:30に米・6ヶ月ビル入札、26:00に英・ピルMPC理事の発言がある予定だ。ギャップアップでスタートしたクロス円の動向を、慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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