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米雇用統計明けから米ドルに押されているユーロの行方に注目か

相場レポート

米雇用統計明けから米ドルに押されているユーロの行方に注目か

米雇用統計明けから米ドルに押されているユーロの行方に注目か
本日のポイント
  1. 米・パウエルFRB議長の発言
  2. 英・ラムスデンBOE副総裁の発言

前日の米国通貨は、昨日発表された加・1月Ivey購買担当者景況指数が60.1となったことで、加ドルが対米ドルで弱含んだ。米ドル/加ドルは1.3396から1.3475まで約80pips上昇。今月高値を更新した。今月に入り反発を強めている米ドル/加ドルだが、週足ベースではRSIが70超過からのリバーサルが崩れていないため、反発後の下落にも注意したい。

欧州通貨は、昨日12月小売売上高が発表され、マイナス幅が拡大したユーロが、対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.0798から1.0709まで約90pips下落。4時間足200SMAを実体線で下抜けての下伸となった。ユーロ米ドルは日足ベースでもRSIが50と中間位置にあり下値余地を残しているため、さらなる下落に注意したいところだ。

本日の指標は、16:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、16:45に仏・貿易収支、18:00に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、19:15に英・ピルMPC理事の発言、22:30に加・貿易収支、米・貿易収支、24:00に英・カンリフBOE副総裁の発言、26:30に加・マックレムBOC総裁の発言、26:40に米・パウエルFRB議長の発言、27:00に米・3年債入札、28:00に米・バーFRB副議長の発言がある予定だ。米雇用統計明けから米ドルに押されているユーロの行方に注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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