米雇用統計明けから米ドルに押されているユーロの行方に注目か

2023.02.07
- 米・パウエルFRB議長の発言
- 英・ラムスデンBOE副総裁の発言
前日の米国通貨は、昨日発表された加・1月Ivey購買担当者景況指数が60.1となったことで、加ドルが対米ドルで弱含んだ。米ドル/加ドルは1.3396から1.3475まで約80pips上昇。今月高値を更新した。今月に入り反発を強めている米ドル/加ドルだが、週足ベースではRSIが70超過からのリバーサルが崩れていないため、反発後の下落にも注意したい。
欧州通貨は、昨日12月小売売上高が発表され、マイナス幅が拡大したユーロが、対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.0798から1.0709まで約90pips下落。4時間足200SMAを実体線で下抜けての下伸となった。ユーロ米ドルは日足ベースでもRSIが50と中間位置にあり下値余地を残しているため、さらなる下落に注意したいところだ。
本日の指標は、16:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、16:45に仏・貿易収支、18:00に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、19:15に英・ピルMPC理事の発言、22:30に加・貿易収支、米・貿易収支、24:00に英・カンリフBOE副総裁の発言、26:30に加・マックレムBOC総裁の発言、26:40に米・パウエルFRB議長の発言、27:00に米・3年債入札、28:00に米・バーFRB副議長の発言がある予定だ。米雇用統計明けから米ドルに押されているユーロの行方に注目したい。
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