ECB・BOEの政策金利発表による価格変動に警戒か

2023.02.02
- 欧・ラガルドECB総裁の記者会見
- 英・BOE政策金利と声明発表
前日の米国通貨は、米FOMCでの政策金利幅縮小により、米ドルが下落した。ユーロ米ドルは1.0851から1.11032まで約180pips上昇。今年高値を更新した。ユーロ米ドルは日足20MAに沿っての上昇が継続しており、日足RSIが70に達しているもののダイバージェンスは確認されていない。本日の米国時間で、ユーロ米ドルのさらなる上昇が見られるのか、注目したい。
欧州通貨は、本日のBOE政策金利発表を前に、ポンドが対米ドルで強含んだ。ポンド米ドルは、1.2272から1.2399まで上昇。時間足200SMAを上抜けた。ポンド米ドルは、4時間足75MAに下値をサポートされての緩やかな上昇となっているため、欧州時間に向けてさらなる上昇となるのか、方向性を注視したい。
本日は、16:00に独・貿易収支、16:45に財政収支、21:00に英・BOE政策金利と声明発表、21:30に英・ベイリーBOE総裁の発言、22:15に欧・ECB政策金利と声明発表、22:30に加・住宅建設許可、米・新規失業保険申請件数、米・第4四半期非農業部門労働生産性、22:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、24:00に米・製造業受注指数、24:15に欧・ラガルドECB総裁の発言、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:30にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言がある予定だ。ECB・BOEの政策金利発表による価格変動に、十分警戒したい。
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