最強通貨となったフランの勢いが継続するのか注視か

2023.01.19
- 米・新規失業保険申請件数
- 欧・ラガルドECB総裁の発言
前日の米国通貨は、米ドルがユーロに対し往って来いとなり、ユーロ米ドルは1.0766-1.0887の間でレンジ推移となった。ユーロ米ドルは4時間足20MAを跨いでの保ち合い相場となっており、方向感を模索する値動きとなっている。一方で、上位足の日足では10MAが下値サポートとなっており上昇トレンドが崩れていないため、本日のECB理事会議事要旨公表にて動きが出るのか注視したい。
欧州通貨は、クロス円が全般的に往って来い相場となる中、スイスフランが下値を固め、下げ止まる展開となった。フラン円は138.615から142.437まで約3.8円上昇したのち、140.397までの反落に留まった。スイスフランは、米ドルに対しても強含む展開となったため、本日の米国時間での値動きに注目したい。
本日は、16:30にスイス・生産者輸入価格、19:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、22:30に加・卸売売上高、加・住宅価格指数、米・新規失業保険申請件数、米・住宅着工件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、23:00に米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:00に米・週間原油在庫、27:15に米・ブレイナード:FRB副議長の発言がある予定だ。最強通貨となったフランの勢いが継続するのか、方向性を慎重に注視したい。
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