最弱通貨となったユーロがCPI発表により回復するのか注目か

2023.01.18
- 米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言
- 欧・消費者物価指数(CPI)
前日の米国通貨は、昨日発表された米・NY連銀製造業景気指数が、市場予想のマイナス8.7%から大きく悪化しマイナス32.9%となったにも関わらず、米ドルが対ユーロで強含んだ。ユーロ米ドルは、1.0868から1.0773まで約90pips反落。時間足75MAを実体足で下抜けた。ユーロ米ドルは、昨日の米国時間での下落により4時間足20MAを大きく下抜けているため、欧州時間での継続した下伸に警戒したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・12月消費者物価指数が前回値・市場予想ともに一致し8.6%となったことで、ユーロが最弱通貨となった。ユーロポンドは0.8887から0.8773まで約110pips下落。4時間足200EMA直下まで急落した。日足ではRSIが70からのダイバージェンス後に下落しているため、日足75MAラインの0.8724付近まで下落が見られるのか注意したい。
本日は、16:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、19:00に欧・消費者物価指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に米・小売売上高、米・生産者物価指数、23:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、23:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、24:00に米・企業在庫、27:00に米・20年債入札、28:00に米・ベージュブック、米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言がある予定だ。最弱通貨となったユーロが、CPI発表により回復するのか注目したい。
過去の相場レポート
2025.05.12
対米ドルで反発上昇したポンドの上値余地を静観か
2025.05.09
上昇したユーロ円の上値余地を注視か
2025.05.08
対オセアニアで反発したユーロが上伸するのか方向性に注目か
2025.05.07
最弱となったスイスフランの回復余地を注視か
2025.05.06
弱含んだ米ドルの下値余地に要警戒か
2025.05.05
日本市場休場下での通貨強弱に要注意か
2025.05.02
最強通貨となった米ドルの上値余地に注目か
2025.05.01
対米ドルで続落したユーロの回復余地に注目か
2025.04.30
行って来いとなった米ドル円の方向性が明確となるのか注目か
2025.04.29
対米ドルで上昇したポンドの上伸性に注目か