loading

最弱通貨となったユーロがCPI発表により回復するのか注目か

相場レポート

最弱通貨となったユーロがCPI発表により回復するのか注目か

最弱通貨となったユーロがCPI発表により回復するのか注目か
本日のポイント
  1. 米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言
  2. 欧・消費者物価指数(CPI)

前日の米国通貨は、昨日発表された米・NY連銀製造業景気指数が、市場予想のマイナス8.7%から大きく悪化しマイナス32.9%となったにも関わらず、米ドルが対ユーロで強含んだ。ユーロ米ドルは、1.0868から1.0773まで約90pips反落。時間足75MAを実体足で下抜けた。ユーロ米ドルは、昨日の米国時間での下落により4時間足20MAを大きく下抜けているため、欧州時間での継続した下伸に警戒したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・12月消費者物価指数が前回値・市場予想ともに一致し8.6%となったことで、ユーロが最弱通貨となった。ユーロポンドは0.8887から0.8773まで約110pips下落。4時間足200EMA直下まで急落した。日足ではRSIが70からのダイバージェンス後に下落しているため、日足75MAラインの0.8724付近まで下落が見られるのか注意したい。

本日は、16:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、19:00に欧・消費者物価指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に米・小売売上高、米・生産者物価指数、23:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、23:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、24:00に米・企業在庫、27:00に米・20年債入札、28:00に米・ベージュブック、米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言がある予定だ。最弱通貨となったユーロが、CPI発表により回復するのか注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

過去の相場レポート

  1. 2023.03.23New

    FOMC明けに下落した米ドルが息を吹き返すのか注視か

  2. 2023.03.22New

    経済指標結果に左右されず上向いているユーロの方向性に注目か

  3. 2023.03.21New

    FOMC前日の米ドルが回復できるのか注目か

  4. 2023.03.20New

    日本市場の休場を前に、米国時間での通貨強弱に警戒か

  5. 2023.03.17New

    0.5%利上げとなった週末のユーロの方向性に注意か

  6. 2023.03.16

    ECBでのラガルド総裁の発言内容に要注意か

  7. 2023.03.15

    明日のECBを控え強含んでいるユーロの動向を注視か

  8. 2023.03.14

    米CPIにて米ドルが乱高下となるのか値動きに警戒か

  9. 2023.03.13

    上昇しているポンドの値が伸びるのか要警戒か

  10. 2023.03.10

    米国時間での重なる指標発表によるボラティリティ拡大に警戒か