loading

週始めの米ドルの値動きを静観か

相場レポート

週始めの米ドルの値動きを静観か

週始めの米ドルの値動きを静観か
本日のポイント
  1. 加・中古住宅販売件数
  2. 仏・財政収支

先週末の米国通貨は、米ドルが対加ドルで強含み、米ドル/加ドルは1.3320から1.3438まで約120pipsの反発となった。米ドル/加ドルは4時間足にて年始1月3日から下落基調にあったが、先週末の反発で時間足20MAを上抜ける形状となった。しかしながら、本日のアジア時間では再び米ドルが最弱通貨となっているため、米ドル/加ドルの下値余地に警戒したい。

欧州通貨は、対米ドルでユーロが往って来いとなり、ユーロ米ドルは1.0779-1.0867の間でレンジ推移を見せた。ただ、週明けのアジア時間ではユーロが対米ドルで強含み、今年高値を更新している。現在のユーロ米ドルは1.0868付近で推移しており、上昇力が強いため、欧州時間にかけてのユーロの値動きを注視したいところだ。

本日は、アジア時間の15:00に日・工作機械受注と、欧州時間の16:00にノルウェー・貿易収支、16:45に仏・財政収支、20:00に欧・準備資産総額、22:00にフィリピン・消費者物価指数、米国時間の22:30に加・製造業出荷、23:00に加・中古住宅販売件数、24:00に英・ベイリーBOE総裁の発言がある予定だ。今週は米国の要人発言が相次ぐため、まずは週始めの米ドルの値動きを慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

過去の相場レポート

  1. 2024.03.28New

    上値が重いクロス円の動向に警戒か

  2. 2024.03.27New

    円安傾向で今年高値更新をしている米ドル円の上値余地を静観か

  3. 2024.03.26New

    対ユーロで軟化している米ドルの回復性を注視か

  4. 2024.03.25New

    下落した加ドル円の回復力を静観か

  5. 2024.03.22New

    パウエルFRB議長の発言による米ドルの急変動に要警戒か

  6. 2024.03.21

    BOEを前に強含んでいるポンドの上値余地に注意か

  7. 2024.03.20

    上昇が継続している加ドル円の今年高値更新可否に注目か

  8. 2024.03.19

    FOMC前に米ドルが強含むのか方向性を静観か

  9. 2024.03.18

    反発上昇が見られているポンド円の上伸性に注目か

  10. 2024.03.15

    上値の重いユーロが下げ止まるのか注意か