下落しているクロス円の勢いが継続するのか要警戒か
2023.01.13
- 米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言
- 仏・消費者物価指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・12月消費者物価指数(CPI)が、前月の7.1%から低下し6.5%となったことで、インフレのピークアウトが見られ、来月開催の米FOMCでの利上げ幅縮小が予想され、米ドルが最弱通貨となった。ユーロ米ドルは1.0731から1.0863まで上昇。今年高値を更新し、レジスタンスだった週足75MAを上抜けた。テクニカル的には、ユーロ米ドルは週足10MAに下値をサポートされての上昇となっているため、日柄調整を挟んでの上昇に注目したい。
欧州通貨は、スイスフランの下落率が対円にてもっとも大きくなり、フラン円は142.192から139.028まで下落した。フラン円は昨日の下落で週足20MAに沿っての下落基調となり、週足RSIが40付近でのリバーサルとなっている。上位足の月足ベースでは10MAを下回っての推移となっているため、継続したフラン安が見られるのか、方向性を見極めたい。
本日は、16:00に英・鉱工業生産、英・貿易収支、英・製造業生産高、スウェーデン・消費者物価指数、16:45に仏・消費者物価指数、19:00に欧・鉱工業生産、欧・貿易収支、22:30に米・輸入物価指数、23:15に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、24:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、24:20に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、25:00に露・消費者物価指数がある予定だ。下落しているクロス円の勢いが継続するのか、しっかりと方向感を見極めたい。
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