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下落しているクロス円の勢いが継続するのか要警戒か

相場レポート

下落しているクロス円の勢いが継続するのか要警戒か

下落しているクロス円の勢いが継続するのか要警戒か
本日のポイント
  1. 米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言
  2. 仏・消費者物価指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・12月消費者物価指数(CPI)が、前月の7.1%から低下し6.5%となったことで、インフレのピークアウトが見られ、来月開催の米FOMCでの利上げ幅縮小が予想され、米ドルが最弱通貨となった。ユーロ米ドルは1.0731から1.0863まで上昇。今年高値を更新し、レジスタンスだった週足75MAを上抜けた。テクニカル的には、ユーロ米ドルは週足10MAに下値をサポートされての上昇となっているため、日柄調整を挟んでの上昇に注目したい。

欧州通貨は、スイスフランの下落率が対円にてもっとも大きくなり、フラン円は142.192から139.028まで下落した。フラン円は昨日の下落で週足20MAに沿っての下落基調となり、週足RSIが40付近でのリバーサルとなっている。上位足の月足ベースでは10MAを下回っての推移となっているため、継続したフラン安が見られるのか、方向性を見極めたい。

本日は、16:00に英・鉱工業生産、英・貿易収支、英・製造業生産高、スウェーデン・消費者物価指数、16:45に仏・消費者物価指数、19:00に欧・鉱工業生産、欧・貿易収支、22:30に米・輸入物価指数、23:15に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、24:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、24:20に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、25:00に露・消費者物価指数がある予定だ。下落しているクロス円の勢いが継続するのか、しっかりと方向感を見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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