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米FOMC議事録の公表で通貨強弱に変化が生じるのか注視か

相場レポート

米FOMC議事録の公表で通貨強弱に変化が生じるのか注視か

米FOMC議事録の公表で通貨強弱に変化が生じるのか注視か
本日のポイント
  1. 米・FOMC議事録公表(12月13~14日分)
  2. 米・ISM製造業景況指数

前日の米国通貨は、ドルインデックスが1%近く高騰し104.6となったことから、ユーロ米ドルが下落した。ユーロ米ドルは1.0683から1.0519まで160pipsほど下落。約2週間続いていたレンジ相場を下抜けた。テクニカル的には、ユーロ米ドルは日足20MAを下抜ける形となっており、日足RSIが52.2と中立に位置しているため、米国時間のFOMC議事録公表にて変化が生じるのか注視したい。

欧州通貨は、強含んでいたスイスフランが対円で下落した。フラン円は141.684から138.951まで約2.7円下落。日足200SMAを大幅に下抜けた。フラン円は日足ベースで137円台前半にサポートラインが存在するため、137円を下抜ける値動きが生じるのか、注意深く見守りたいところだ。

本日は、16:00に独・輸入物価指数、16:30にスイス・消費者物価指数、16:45に仏・消費者物価指数、17:50に仏・サービス業PMI、17:55に独・サービス業PMI、18:00に欧・サービス業PMI、18:30に英・住宅ローン承認件数、英・消費者信用残高、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、24:00に米・ISM製造業景況指数、米・JOLTS求人、28:00に米・FOMC議事録公表がある予定だ。米FOMC議事録の公表にて通貨強弱に変化が生じるのか、方向性を慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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