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オセアニア通貨に対し弱含んでいる欧州通貨の方向性に注目か

相場レポート

オセアニア通貨に対し弱含んでいる欧州通貨の方向性に注目か

オセアニア通貨に対し弱含んでいる欧州通貨の方向性に注目か
本日のポイント
  1. 米・リッチモンド連銀製造業指数
  2. 米・中古住宅販売保留

前日の米国通貨は、欧州通貨に対して強含んだ。ユーロ米ドルは1.0669から1.0611まで反落した。しかしながら、長期足の日足ベースでは、依然10MAの真上でボックス相場となっており、明確な方向性は出ていない。4時間足では、75MAが下値サポートとなり若干下値を切り上げる形状になりつつあるため、米国時間での米ドルの出方に注目したい。

欧州通貨は、ユーロがオセアニア通貨に対して弱含んだ。ユーロ豪ドルは1.5738-1.5821でのレンジ推移となったものの、上値を切り下げる形状となっており、上昇力が弱まっている。本日のアジア時間でも、ユーロ豪ドルは下値を試す展開となっている。4時間足では三尊天井を形成しているため、米国時間に向けての下落に警戒したいところだ。

本日は、欧州時間の16:00にスウェーデン・家計貸出、スウェーデン・貿易収支、18:00にスイス・投資家信頼感指数、20:00にブラジル・雇用者数、20:30に印・マネーサプライ、21:00に南ア・貿易収支と、米国時間の24:00に米・中古住宅販売保留、米・リッチモンド連銀製造業指数、27:00に米・5年債入札がある予定だ。原油価格の上昇で強含んだオセアニア通貨に対し、弱含んでいる欧州通貨の方向性に注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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