オセアニア通貨に対し弱含んでいる欧州通貨の方向性に注目か
2022.12.28
- 米・リッチモンド連銀製造業指数
- 米・中古住宅販売保留
前日の米国通貨は、欧州通貨に対して強含んだ。ユーロ米ドルは1.0669から1.0611まで反落した。しかしながら、長期足の日足ベースでは、依然10MAの真上でボックス相場となっており、明確な方向性は出ていない。4時間足では、75MAが下値サポートとなり若干下値を切り上げる形状になりつつあるため、米国時間での米ドルの出方に注目したい。
欧州通貨は、ユーロがオセアニア通貨に対して弱含んだ。ユーロ豪ドルは1.5738-1.5821でのレンジ推移となったものの、上値を切り下げる形状となっており、上昇力が弱まっている。本日のアジア時間でも、ユーロ豪ドルは下値を試す展開となっている。4時間足では三尊天井を形成しているため、米国時間に向けての下落に警戒したいところだ。
本日は、欧州時間の16:00にスウェーデン・家計貸出、スウェーデン・貿易収支、18:00にスイス・投資家信頼感指数、20:00にブラジル・雇用者数、20:30に印・マネーサプライ、21:00に南ア・貿易収支と、米国時間の24:00に米・中古住宅販売保留、米・リッチモンド連銀製造業指数、27:00に米・5年債入札がある予定だ。原油価格の上昇で強含んだオセアニア通貨に対し、弱含んでいる欧州通貨の方向性に注目したい。
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