欧米が休場となる中での突発的な値動きに要注意か

2022.12.26
- 欧米の主要国がクリスマス休暇により休場
- 英・加・豪・NZは27日まで連休
先週末の米国通貨は、11月の米・PCEデフレーターが発表され、前年比で市場予想の5.6%を下回り5.5%となったことで、米ドル円が往って来い相場となった。米ドル円はアジア時間から緩やかな上昇を続けていた中での乱高下となり、132.506から133.116の間で推移した。本日のアジア時間では132.596付近で推移しており、水準を変えていない。
欧州通貨は、ユーロと米ドルの拮抗状態が継続し、ユーロ米ドルは1.0586-1.0633の間でボックス推移となった。テクニカル的には、ユーロ米ドルは1週間以上同じ水準での値動きが継続しており、ボリンジャーバンドが収縮傾向にある。本日・明日と欧米市場が休場となるが、休場明けの大きな値動きに注意したいところだ。
本日の指標は、欧州時間の16:00にトルコ・設備稼働率、トルコ・製造業信頼感指数、20:00にブラジル・FGV消費者信頼感指数と、米国時間の30:00に韓・消費者信頼感指数がある予定だ。日本ではクリスマス明けとなるが、米国・英国などの主要国は、クリスマス休暇となり連休のため、市場はクローズしている。欧米が休場となる中での、突発的な値動きに注意したい。
過去の相場レポート
2025.05.16
強含んだスイスフランの続伸性に注目か
2025.05.15
米国時間で強含んだ米ドルが要人発言により変化するのか注意か
2025.05.14
対照的な値動きとなった米ドル円とユーロ円の方向性を注視か
2025.05.13
続落したユーロポンドの反発余地を静観か
2025.05.12
対米ドルで反発上昇したポンドの上値余地を静観か
2025.05.09
上昇したユーロ円の上値余地を注視か
2025.05.08
対オセアニアで反発したユーロが上伸するのか方向性に注目か
2025.05.07
最弱となったスイスフランの回復余地を注視か
2025.05.06
弱含んだ米ドルの下値余地に要警戒か
2025.05.05
日本市場休場下での通貨強弱に要注意か